ポケモン対戦オフを運営しよう!~スイスドロー予選当日編~
シリーズ3作目となります。よろしくお願いします。
この記事では、オフとしてはあまり開催されているのをお見かけしないけれどもコアなプレイヤーには好まれている「スイスドロー」の運営についてお話していこうかなと思います
「そもそもスイスドローって何?」という方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明すると、各ラウンドごとにマッチング抽選を行い、対戦結果が次のマッチングに反映されていく形式の対戦方式です
ポケモン対戦オフではブロックでの総当たり形式が主流ですが、スイスドロー形式ではブロックの概念がなく、誰とマッチングするかは大会が進んでこないとわからないため、マッチング自体がリアルタイムに行われていくという臨場感があります
この形式の対戦オフの運営に慣れれば、開催数が少ないので人気オフになる可能性がぐっと上がりますよ!
運営ツールを手に入れよう!
とはいったものの、実際この形式の運営はアナログでは非常に困難を極めます。今回は、「持ち運びしやすい物理的に軽いPC」と「Swiss Tournament Director(以下STD)」というツールを利用していく形で行っていきましょう
こちらからDLすることができます。
相変わらず勝手に載せていくスタンス
さて、とりあえずDLが済んだら、当日いきなり運用するのはチャレンジャーなのでいくらか練習しておきましょう。
恐らくこんなかんじでtxtファイルが並んでいるかと思います
正直どれ使ってもいいんですけども、まずはSTDを起動します。
ファイル→新規大会を運営でtxtファイルを指定します。
上手くいっていれば、参加者一覧が出てくるはずです。
さて、次は試合リストのタブに行きましょう。グレーの何もないところで右クリックすると、新規ラウンド抽選ができます。
ポチッとな
これは第一回Battle spot Singlesのリストを出力しています
プルダウンリストをいじると勝敗を付けることができます。または、勝った方をダブルクリックすればOKです。
全ての試合の勝敗がつくと、再度右クリックで新規ラウンド抽選を選択できるようになります。
試合の進行はこんなかんじです
ラウンド数は参加者数によって変わってきますが、詳しくは
鳥類でもわかるスイスドローのやりかた。 - やきとりおいしい
こちらに書いてありますので、ご確認ください。
大体の場合は6試合から7試合になるかと思います
さて、ツールの使い方はわかりましたか?それでは当日の運営の流れに沿っていきましょう!
参加者リストを作ろう!
当然サンプルリストじゃ運営はできないので、実際に参加者一覧を作ることになります。
とはいっても、ブロック形式の時のブロック抽選のときにも使っていたスプレッドシートから対戦参加者一覧をメモ帳にコピペするだけでOKです
txtファイルとして保存することで、STDのファイルから「新規大会を運営」を選択して読み込むことができます。
一覧を読み込んでSTDのファイルから名前を付けて保存を選択すれば、xmlファイルを保存することができます。次回以降はこのxmlファイルを「読み込み」で使っていきます。
当日のオフを運営しよう!
会場設営や受付については前回の記事
ポケモン対戦オフを運営しよう!~ブロック予選当日編~ - やきとりおいしい
にてご紹介したので端折ります
ただ、ブロック形式と違い、島を作る必要はありません。各試合ナンバーごとに机を1台用意して、対戦者が2人座るといった形で大丈夫です
ラウンド抽選は、受付が全て終わった状態から始めるといいと思います。先にやっておくと遅刻者とかドタキャンとか面倒なので…
抽選を終えれば、試合リストのタブから、適当なところ右クリックで試合リストの出力ができます。運営ブログに順番に貼っていくのが最もスマートかなと思いますが、可能であれば、会場で印刷して(モバイルプリンターが必要です)掲示しておくと親切です
各ラウンドの対戦は、タイマーで制限時間を管理しながら行うことになります。
基本的には1ラウンド30分、次のラウンドの対戦席への移動を含めた休憩時間を10分から15分程度で管理しましょう。
僕は運営時にはこれを使っています。プロジェクターで前に大写しにしておくといいでしょう
試合結果の報告は確実に聞き取って間違いのないようにしましょう。以前どっかのオフで揉めてました
個人的には、非対戦参加スタッフを2人用意しておき、報告受付で待機させておくのがお勧めです
さて、全ラウンドの消化が終われば順位発表です
この対戦形式でははっきり順位が出るので、予選上位何名が決勝トーナメント進出するかだけ設定しておけば結果は見ての通りってワケです
そして、上位の人たちでトーナメント表を作っていきます
今回は再戦がどうこうを配慮する必要はあまりないと思うので、
こちらでリストを作成した際にシャッフルで適当に混ぜてしまいましょう。
もちろん、ホワイトボードに書いていってもかまいませんが、上位で勝ち上がってきている人が先に潰しあうのはあまり盛り上がりませんよねってことでそこらへんは配慮しましょう
スイスドロー予選の運営についてはぱっと思いつく限りはこんな感じの流れになります
正直この形式の運営経験者ってあまり知らないし多分あんまりいないんですよね…
需要はあるんだけどね、なんでだろうね。
それではいよいよ次回は需要があれば決勝トーナメント運営編!多分書かなくてもオフに出ればわかると思うけどね!